愛犬の健康を考えてモグワンに切り替えた際、以前よりも「うんちの量が増えた」と感じることがあります。実はこれ、フードの栄養バランスや腸内環境の変化が関わっていることが多く、必ずしも体調不良とは限りません。便の状態を正しく観察し、愛犬の体に何が起きているのかを理解していきましょう。
モグワンでうんちの量が増えたのは食物繊維と腸の変化が関係しやすい
モグワンに切り替えてから便の量や回数が増える現象には、原材料の特徴が大きく関わっています。特にモグワンはグレインフリー(穀物不使用)で、代わりに野菜やフルーツが豊富に使われているため、それらが腸に与える影響を理解することが大切です。
食物繊維が多めだと便のかさが増えやすい
モグワンには、サツマイモや豆類、フルーツなどの食物繊維が豊富な原材料がたっぷりと含まれています。食物繊維には、腸の中で水分を吸収して膨らむ性質があるため、その分だけ便の「かさ」が増えて量が多く見えるようになります。これは、食物繊維が腸を刺激してスムーズな排便を促している証拠でもあります。
また、食物繊維は腸内の善玉菌の餌となり、腸内環境を整える役割も果たしています。以前食べていたフードが穀物中心で食物繊維が少なめだった場合、モグワンに変えたことで腸の動きが活発になり、溜まっていた老廃物がしっかり排出されている可能性も考えられます。便の量が増えても、愛犬が力まずにスッと出しており、元気な様子であれば、健康的な消化活動の結果と捉えて良いでしょう。
フード切り替え直後は腸が慣れるまで変化しやすい
犬の腸内には、特定のフードを消化するために適した細菌群が存在しています。これまでのフードから全く異なる原材料のモグワン(チキンやサーモンが主原料)に急に切り替えると、腸内の細菌バランスが一時的に崩れ、消化の仕方が変わることで便の量や硬さが変化しやすくなります。
腸が新しい栄養バランスに適応し、効率よく消化できるようになるまでには、通常1週間から2週間ほどの時間が必要です。この移行期間中は、未消化物が増えたり、腸の動きが一時的に早まったりすることで便の量が増えることがあります。切り替えの際は、以前のフードに少しずつモグワンを混ぜ、徐々に割合を増やしていくことで、腸への負担を抑えながらスムーズに適応させることができます。
便の回数が増えても形と色が安定していれば様子見しやすい
うんちの量や回数が増えると不安になりますが、判断の基準は「便の質」にあります。たとえ回数が1日1〜2回増えたとしても、便が茶色から焦げ茶色で、手で掴んでも形が崩れない程度の硬さ(バナナ状)であれば、消化自体は正常に行われています。
モグワンは高タンパクなフードであるため、以前のフードよりも色が濃くなる傾向がありますが、これも原材料の色が反映されているだけなので心配ありません。また、表面に適度なツヤがあり、ティッシュで拾ったときに床に跡が残らない程度の硬さであれば、腸内環境は良好に保たれています。愛犬に食欲があり、体重が極端に減っていないのであれば、しばらく様子を見て腸が落ち着くのを待ちましょう。
下痢や血便がある場合は別の原因も考えやすい
注意が必要なのは、便の量が増えるだけでなく、形が崩れた「軟便」や、ドロドロの「下痢」、あるいは赤い筋のようなものが混じる「血便」が見られる場合です。これらは、フードが合っていないというよりも、急激な切り替えによる腸炎や、別の病気、ストレスなどが原因である可能性が高くなります。
特に、何度もトイレに行こうとするのに少量しか出ない、あるいは水っぽい便が続く場合は、脱水症状を招く恐れもあります。また、モグワンの成分に対してアレルギー反応を示している場合も、便の状態が悪化することがあります。便の量だけでなく「形状」や「愛犬の表情」をよく観察し、明らかに苦しそうであったり、ぐったりしていたりする場合は、無理に給餌を続けず、一度獣医師に相談することをおすすめします。
モグワンで便の量が増えたときに役立つおすすめケアアイテム
フードの切り替え時期や、お腹の調子が不安定な時期には、腸内環境をサポートするサプリメントやケアアイテムを併用するのも一つの方法です。愛犬の健やかな消化を助けるために、実績のあるアイテムをご紹介します。
| 商品名 | 特徴 | 公式サイトURL |
|---|---|---|
| プロプラン フォーティフローラ | 独自の乳酸菌が腸内細菌のバランスを整える粉末サプリ | https://www.purina.jp/ |
| DHC 愛犬用 おなか健康 | 乳酸菌と酵母、食物繊維をバランスよく配合 | https://www.dhc.co.jp/ |
| わんビオフェルミンS | ヒト用でおなじみの製薬会社が作った犬用乳酸菌 | https://www.biofermin.co.jp/ |
| FOURFLAX ダイジェスト | 植物由来の酵素とプロバイオティクスが消化をサポート | https://www.k9natural.jp/ |
| みんなのペットサプリ 乳酸菌 | 加齢による腸内環境の変化が気になる愛犬に | https://www.min-pet-supple.com/ |
| 獣医師推奨 整腸サプリ | 善玉菌とその餌を同時に摂取できるシンバイオティクス | – |
これらのアイテムを活用することで、フードの切り替えによる腸の負担を和らげ、より安定した排便をサポートすることが期待できます。
うんちの量が増えたときの対処法はごはん量と観察ポイントで整理できる
モグワンを与えていて便の量が増えた場合、飼い主さんができる具体的な対応策がいくつかあります。単に様子を見るだけでなく、食事量や内容を微調整することで、愛犬に最適なリズムを見つけてあげましょう。
給与量をパッケージ目安に合わせて微調整する
便の量が多くなる原因の一つに「食べ過ぎ」があります。モグワンは一般的なドッグフードに比べて栄養密度が非常に高く、少量でも十分なエネルギーが摂取できる設計になっています。そのため、以前のフードと同じ感覚で「お皿の見た目」の量を与えてしまうと、愛犬にとっては過剰摂取となり、消化しきれなかった分がそのまま便として排出されてしまいます。
まずはモグワンのパッケージに記載されている「体重別の給与量」を正確に量ることから始めましょう。もし便が少し柔らかめで量も多い場合は、目安量の1割程度を減らして様子を見てください。食事量を適切に抑えることで、腸の消化負担が減り、便の量が落ち着くことが多々あります。愛犬の体型(ウエストのくびれ)を見ながら、最適な量を模索することが大切です。
1〜2週間は便の硬さとニオイの変化を記録する
フードを変えてからの1〜2週間は、便の状態を毎日記録することをおすすめします。スマートフォンのカメラで便を撮影しておくと、色や形、ツヤの変化が客観的に把握しやすくなります。また、ニオイが以前より強くなったか、あるいはマイルドになったかも重要な指標です。
記録を続けるうちに、「最初は量が多かったけれど、10日目くらいから形が整い、回数も安定してきた」といった変化が見えてくるはずです。もし2週間以上経っても便の量が多く、さらに柔らかい状態が続くようであれば、給与量を見直すか、フードの成分が現在の愛犬の体質に合っていない可能性を検討する材料になります。日々の観察記録は、万が一動物病院にかかる際にも、原因を特定するための非常に有力な情報となります。
おやつやトッピングの追加で食べ過ぎになっていないか確認する
メインのごはんをモグワンに変えてからも、これまで通りにおやつやトッピングをあげていませんか。モグワンはそれ自体が完全栄養食であり、非常に嗜好性が高いため、さらにおやつを追加すると全体の摂取カロリーや食物繊維量がオーバーしてしまい、結果として便の量を増やしていることがあります。
特にフードを切り替えている最中は、腸を落ち着かせるためにも、できるだけ余計なトッピングは控えるのが理想です。おやつをあげる場合は、その分のカロリーをモグワンの量から差し引いて調整してください。また、モグワンの粒そのものをおやつ代わりに使うのも良い方法です。愛犬が1日に口にする「トータル量」を管理することで、消化不良による便の増加を防ぐことができます。
体調不良サインがあれば早めに動物病院で相談する
便の量が増えたことに加えて、愛犬に以下のようなサインが見られる場合は、食事の調整だけで解決しようとせず、早めに動物病院を受診しましょう。
- 1日に何度も吐く(嘔吐がある)
- 水のような下痢が1日以上続く
- 便に鮮血や黒いドロっとした血が混じる
- お腹を痛そうに丸めている、あるいは触ると嫌がる
- 急に食欲がなくなり、水も飲まない
- 体重が短期間で明らかに落ちてきた
これらの症状は、フードの問題ではなく内臓の病気や感染症、寄生虫などが隠れているサインかもしれません。「フードを変えたから仕方ない」と思い込まず、愛犬の全身状態を見て判断することが、取り返しのつかない事態を防ぐことに繋がります。
モグワンでうんちの量が増えたときの判断ポイントまとめ
モグワンに切り替えてうんちの量が増えるのは、多くの場合、豊富な食物繊維による「かさ増し」や、腸内環境が新しい栄養に慣れようとしている過程で起こる自然な反応です。便の色や形が健康的で、愛犬に元気があれば、まずは給与量を微調整しながら2週間ほど様子を見てあげましょう。
大切なのは、パッケージの目安量を守りつつ、愛犬の個体差に合わせて「消化しきれる適量」を見つけることです。また、サプリメントなどで腸のサポートをすることも有効な手段となります。量が増えたことだけに一喜一憂せず、便の「質」と「愛犬の元気」をトータルで観察しながら、理想的な腸内環境を一緒に作っていきましょう。“`
