猫のシステムトイレにデメリットはある?合う猫の見分け方や後悔しない選び方

猫を飼ううえで欠かせないトイレ選びですが、掃除が楽になると評判のシステムトイレにも、実はいくつか気になる点があります。メリットだけでなくデメリットを正しく理解することで、愛猫にとって本当に心地よい環境を整えることができます。使い始めてから後悔しないために、システムトイレの特徴と対策を詳しく見ていきましょう。

目次

猫のシステムトイレのデメリットは「合う猫・合わない猫」が分かれやすいところ

システムトイレは、上段に専用のチップを敷き、下段のトレーに吸水シートをセットする二層構造のトイレです。尿の掃除回数を減らせる便利なアイテムですが、猫の好みや飼い主さんのライフスタイルによっては、かえって使いにくさを感じる場合もあります。ここでは、導入前に知っておきたい代表的なデメリットについて解説します。

砂の感触が合わず嫌がることがある

システムトイレで使われる専用チップは、一般的な「固まる砂」に比べて一粒が大きく、質感も硬めです。猫は本来、砂漠のような細かい砂の上で排泄し、それを深く掘って隠す習性があります。そのため、システムトイレのゴロゴロとした大きな粒の感触を「足が痛い」と感じたり、砂を掻きにくいと感じて嫌がったりする猫が少なくありません。

特に、保護猫や外で暮らしていた経験のある猫、あるいは子猫の頃から鉱物系の細かい砂に慣れている猫の場合、システムトイレへの切り替えはハードルが高くなりがちです。トイレの縁に足をかけて中に入ろうとしなかったり、排泄後に砂をかけずに飛び出してきたりする場合は、砂の感触がストレスになっているサインです。無理強いするとトイレ以外の場所で粗相をしてしまう原因にもなるため、猫の好みを最優先に考える必要があります。

ニオイや汚れの残り方に差が出る

システムトイレは尿を下のシートで吸収するため、表面のチップは汚れにくいとされていますが、すべてのニオイを完璧に防げるわけではありません。チップに尿が少しずつ付着して蓄積されると、次第にツンとしたアンモニア臭が漂うようになります。また、猫の体質によって尿量が多い場合や、シートの吸収能力が追いつかない場合には、トレーの中に尿が溜まってしまい、強いニオイの原因になることもあります。

さらに、軟便気味の猫の場合は注意が必要です。固まる砂であれば便と一緒に周囲の砂も取り除けますが、システムトイレの網目に便が詰まってしまうと掃除が非常に大変になります。チップ自体には固まる機能がないため、便を隠そうとしてかき回すと、汚れが広範囲に広がってしまうこともあります。猫の便の状態や、飼い主さんがどの程度のニオイまで許容できるかによって、満足度が大きく変わるポイントです。

お手入れの手間が意外と増えることもある

「シートを週に1回替えるだけ」というフレーズをよく耳にしますが、実際にはそれ以外の手間もかかります。システムトイレは構造が複雑なため、パーツの隙間に汚れが入り込みやすく、丸洗いをする際の分解と洗浄には時間がかかります。下段のトレーを定期的に引き出してシートの状態を確認したり、チップの汚れ具合を見て減った分を補充したりといった細かな管理は欠かせません。

また、多頭飼いの場合はシートの交換頻度が格段に上がります。1頭なら1週間持つシートも、3頭いれば2〜3日で限界に達してしまいます。交換を忘れると尿が溢れ出し、トイレ本体だけでなく床まで汚してしまうリスクもあります。シンプルな構造の箱型トイレに比べて、洗うべきパーツが多く、管理に気を配る必要がある点は、忙しい飼い主さんにとって意外な負担になる可能性があります。

コストがかかりやすいポイントがある

システムトイレを維持するには、専用のチップと吸水シートの両方を買い続ける必要があります。これらは一般的な「固まる砂」に比べて単価が高めに設定されていることが多く、ランニングコストがかさみがちです。特に、メーカー指定の純正品を使い続けると、月々の出費は馬鹿になりません。

また、ニオイが気になってチップを早めに全量交換したり、汚れを防ぐためにシートを頻繁に替えたりすると、さらに費用は膨らみます。安価な固まる砂であれば数百円で済むところが、システムトイレでは数倍の費用がかかることも珍しくありません。便利さとコストのバランスを考えたとき、多頭飼い世帯や少しでも出費を抑えたい場合には、システムトイレの維持費がデメリットとして重くのしかかってくることがあります。

システムトイレ選びで後悔しにくいおすすめ商品

システムトイレのデメリットをカバーしつつ、快適に使い続けるためには、自分の猫や生活スタイルに合った商品選びが重要です。各メーカーから工夫を凝らした本体や消耗品が発売されています。ここでは、最新の情報に基づいた信頼性の高いおすすめアイテムを紹介します。

定番で選びやすい本体(デオトイレ・ニャンとも清潔トイレ・アイリスオーヤマ 上から猫トイレ システムタイプ)

初めてシステムトイレを導入するなら、利用者が多く消耗品も手に入りやすい定番モデルが安心です。

商品名特徴公式サイトリンク
デオトイレ閉めきった部屋でもニオわない高い消臭力が魅力。サイズ展開も豊富です。ユニ・チャーム公式サイト
ニャンとも清潔トイレ天然素材のチップを使用。網目が大きく、詰まりにくい構造で掃除がしやすいです。花王公式サイト
上から猫トイレ システムタイプ砂の飛び散りを防ぐ縦型構造。スタイリッシュなデザインでインテリアに馴染みます。アイリスオーヤマ公式サイト

消臭に力を入れたい人向け(デオトイレ 脱臭ファン+・ニャンとも清潔トイレ 各種・デオトイレ 消臭シート)

ニオイが気になる環境や、夏場のムレが心配な場合には、消臭機能を強化したアイテムを選びましょう。

商品名効果リンク
デオトイレ 脱臭ファン+電動ファンがニオイを強制的に吸引・脱臭する、ハイテクなシステムトイレです。ユニ・チャーム商品ページ
デオトイレ 超吸収2倍シート通常の2倍の吸収量で、多頭飼いや尿量が多い猫でもニオイをしっかり封じ込めます。ユニ・チャーム公式サイト

チップ・砂の相性を変えたい人向け(デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド・ニャンとも清潔トイレ 脱臭チップ・ニオイをとる砂 システムトイレ用ひのきチップ)

猫の好みに合わせて、チップの素材や大きさを選ぶことができます。

商品名特徴リンク
デオトイレ 飛び散らないサンドゼオライトとシリカゲルの力で速乾。足元がさらさらで猫も快適です。ユニ・チャーム公式サイト
ニャンとも 脱臭・芳香チップ針葉樹の力で消臭。小さめの粒もあり、砂を掻きたい猫にも適しています。花王公式サイト
ニオイをとる砂 ひのきチップ天然ひのきの香りで消臭。軽い素材を好む猫におすすめです。ライオンペット公式サイト

交換頻度を減らしたい人向け(各社システムトイレ用シートまとめ買い・大容量チップ/サンド・使い捨てトイレライナー)

手間を減らし、コストパフォーマンスを追求したい時に役立つアイテムです。

商品名メリットリンク
デオトイレ 大容量パックまとめ買いでコストを削減。頻繁に買いに行く手間も省けます。ユニ・チャーム公式サイト
各社共通システムトイレ用シート各メーカーのトイレに合う汎用シート。安価でこまめに替えたい人向け。Amazon等で検索可能

デメリットを減らす使い方と見直しポイント

システムトイレの欠点を理解したうえで、ちょっとした工夫を加えるだけで、使い勝手は驚くほど向上します。設置環境や日々の管理方法を見直すことで、猫にとっても飼い主さんにとってもストレスのない、クリーンなトイレ環境を維持することができます。ここでは、具体的な改善策をご紹介します。

置き場所でニオイの感じ方が変わる

システムトイレのニオイが気になる場合、まずは設置場所を再確認しましょう。風通しの悪い狭い部屋や、直射日光が当たる暖かい場所に置いておくと、尿のニオイがこもりやすく、細菌の繁殖も早まります。理想的なのは、湿気が少なく、空気の流れが緩やかにある場所です。

また、壁のすぐ近くに置くと、壁紙にニオイが染み付いてしまうこともあります。少し壁から離して設置するか、周囲に消臭機能のあるシートを貼るなどの対策が有効です。さらに、空気清浄機の近くに置くことで、浮遊するニオイ分子を効率よく除去できます。置き場所を少し工夫するだけで、不快なニオイの問題は大きく改善されることがあります。

チップは粒の大きさで好みが分かれる

もし愛猫がシステムトイレを嫌がる様子を見せたら、チップのサイズを変えてみるのが一番の解決策です。多くのメーカーでは「大きめの粒」と「小さめの粒」の両方を展開しています。砂を掻くのが好きな猫には、より自然の砂に近い小さめの粒を選んであげると、すんなり受け入れてくれることが多いです。

逆に、足の裏に砂が挟まるのを嫌がる猫や、砂の飛び散りを最小限に抑えたい飼い主さんには、大きめの粒が適しています。素材もシリカゲル、木製、シリアル系など様々ですので、いくつか試してみて、愛猫が最もリラックスして排泄できるタイプを見つけてあげましょう。猫にとっての「踏み心地」を改善することが、トイレトラブルを防ぐ近道です。

シート交換のタイミングが快適さを左右する

「1週間交換不要」という表記はあくまで目安であり、愛猫の尿量や頭数に合わせて柔軟に調整することが大切です。シートが完全に飽和するまで待つのではなく、少し余裕を持って交換することで、ニオイの発生を未然に防げます。特に夏場や梅雨時期は、早めの交換を心がけるだけで室内の清潔感が全く変わります。

また、シートを交換する際にトレーの底をサッと拭き掃除する習慣をつけると、尿の結晶化やこびりつきを防ぐことができます。トレーの向きを週の途中で前後入れ替えることで、尿が一点に集中して漏れるのを防ぐ小技も有効です。こまめなチェックと適切なタイミングでの交換が、システムトイレを衛生的に保つ最大のポイントです。

うんちの処理だけは別で必要になる

システムトイレの最大の注意点は、尿は自動で階下に落ちますが、便はそのまま表面に残るという点です。これを放置してしまうと、いくらシートやチップに消臭機能があっても、部屋中にニオイが広がってしまいます。便を見つけたら、その都度速やかに取り除くのが鉄則です。

便を処理する際は、チップを一緒に捨てすぎないように注意しながら、専用のスコップで丁寧にすくい取ります。便のニオイが強い場合は、防臭袋などを併用するとより快適です。システムトイレは「尿掃除の回数を減らすもの」と割り切り、便に関しては従来のトイレと同様にこまめなケアを行うことが、清潔なトイレ環境を維持するための秘訣です。

猫のシステムトイレのデメリットを知って納得して選ぶまとめ

猫のシステムトイレは、正しく使えば飼い主さんの負担を大きく減らしてくれる便利な道具です。砂の好みが激しい猫やコストを重視する場合には不向きな面もありますが、チップの種類や交換頻度を調整することで、多くのデメリットは解消できます。愛猫の反応をよく観察しながら、最適なトイレライフを送りましょう。

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この記事を書いた人

ペットは一緒にいるだけで心がやすらぐ存在ですよね。犬や猫、小動物や観賞魚を中心に、しぐさの意味や、フードやケア用品の選び方、季節ごとの過ごし方など分かりやすく紹介します。かわいさに癒されながら、毎日が少しラクになるヒントが増えるサイトを目指しています。ペットとの時間がもっと愛おしくなるきっかけを増やしたいです。

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